



パラムガタル(エステルーム)
メニュー
[制作]A4 二つ折り(折りは手作業)
[刷色]フルカラー
[紙質]マットコート110kg
[経緯]
昨年起業されたセラピストさんのエステルーム。
セラピストといっても、以前は冊子印刷会社の社員さんとして、
度々お世話になった頃からの友人関係。
ロゴ、名刺、メニュー、同意書、カウンセリングシートなどのツール制作の
お手伝いさせていただいた流れで、今般、メニューをリニューアルすることとなった。
[ロゴ]
ロゴタイプ7案+ロゴマーク40案からのご提案。
段階的に数を絞り、ブラッシュアップしながら進めた。
パラムは「風」、タルは「月」を意味する。
それらを具象的に描きながら、柔らかさ、軽さ、アットホームで心地よい雰囲気
という方向性を目指した。
「風」「月」と聞くと、個人的には凛としたクールなイメージを抱き、
そういう方向性をメインに提案していたが、途中、電話でのリサーチを踏まえると、
本人が抱くイメージや感覚との違いが明確になって軌道修正した。
[メニュー]
これまでの実務との整合性も考慮に入れ、分数やコースの見直しなどを
ブラッシュアップした改訂版となった。
今回はA4を二つ折りにして、何かの機会に配りやすいサイズとした。
客層を考え文字もやや大きめに。店舗の場所や連絡先も含めた。
分野的に知らないことが多いため、
用語の意味であったり、現場での施術がどんなものかなど、
たびたび電話で意見を交わしながらの制作となった。
[補足]
「エステ」という業界のもつ「美容」や「リラクゼーション」といった一般的なイメージと
本人が本来目指したい「健康」や「治療」への想いとのギャップを感じるそうだ。
(※医療行為ではないため「治療」という言葉は使えない)
個人事業主は皆それぞれ「個」であるため、無理に一般イメージに合わせる必要もなく、
実績を積み重ね、自分の理想と独自のスタイルを認知してもらうしかない。
デザインは一般イメージを記号として扱い、大衆にわかりやすく訴求する側面もあるものの、
本来はその人物やプロジェクトが発信したい独自のイメージや感性を、
無限の可能性の中から、しっくりくる視覚表現に落とし込んで発信する媒介としての役割をもつ。
独自の世界観と目指すべき理想への表現は、今後の実績と共にますます明快に洗練されていくものと信じている。
