100日前フェスティバル in 赤羽

一般社団法人東京北区観光協会

[制作]A4 チラシ/B1ポスター/B2ポスター/A3 二つ折りパンフレット
[刷色]フルカラー
[紙質]マットコート90kg(A4・A3) マットコート135kg(B1・B2)


[経緯]
渋沢栄一が肖像となる一万円札の発行100日前、加えて、渋沢栄一の誕生日3月16日のお祝いを兼ねたイベントとなります。
また、渋沢栄一の認知度は赤羽地区ではまだまだ低いということから、赤羽駅前をメインとした開催となりました。
イベント内の全てのトピックに関して、渋沢栄一との深い関わりが紐付けされ、来場者への啓発的な意図が込められました。


[コンセプト]
今回、北区で活躍されているイラストレーターさんにメインイラストを依頼し、デザインと並行して進める形となりました。
イラストに対する指示を伝える過程で、発注する側の心理を追体験できたことが、今回はたいへん大きな学びとなりました。
イメージを伝える言葉やさじ加減、修正をお願いするタイミングなどが、本当に難しいことを知りました。

自分の考える「少し」「シンプル」といった言葉は、実はとても曖昧で、意図したイメージは決して伝わらないことを知りました。
また、自分が作り手でもあるが故、この修正は今伝えなければ、後々作業が二度手間になってしまうことなど想像することができました。しかしながら「とりあえず一回作ってもらって後で修正してもらおう」と考える心境も理解できました。

これまで多くのご要望を受け止めてきた立場として、「このタイミングで言われたら全体的に作り直し」という修正は何度も経験してきましたが、ようやくその理由がわかりました。作り直しは、紙面がブラッシュアップできる機会でもあるため、捉え方次第ではありますが、この心理を追体験できたことは、精神衛生上、大きな収穫だったと思います。
また、相手の意図したイメージや自分の意図した言葉、互いに深く共有するためには、何よりもコミュニケーションが重要だと改めて痛感しました。