音無かわどこ舞台

一般社団法人東京北区観光協会

[制作]A4チラシ/A2ポスター
[刷色]フルカラー
[紙質]コート90kg

[コンセプト]
江戸時代、石神井川は景色を眺めながら過ごす観光地として庶民に親しまれてきました。
[第二回]北区川床事業は「王子の狐」をテーマに、日本の伝統文化を発信します。

第一弾は「かわどこかふぇ」と称して、かわどこ内で軽食を楽しみながら、外側の舞踊を観賞する形態でしたが、
第二弾は、かわどこ自体を中心舞台として活用し、その外側から観賞する形となりました。

演者との交渉や日程調整のため、内容の変更や未確定事項が多々あったようです。
それを見越して、チラシでは具体的なイベント内容を伝えるものではなく、「和」のイメージを抽象的に表現して、世界観だけを伝えたいというお話でした。
ただ、あまり漠然として内容が全くわからないのでは、集客性も弱く、チラシを作る意味もないと思われたため、裏面である程度の決定事項は掲載し、細かなタイムスケジュール等はQRコードから誘導するという構造となりました。

インバウンド効果も見込んでいるとのことだったので、とにかくインパクトを重視し、目に留まるような画面構成を心掛けました。
日本の伝統的な要素を集めたコラージュ。所々に使用した六角形は、伝統的な吉祥文様として大変意味の深い「亀甲文様」であり、以前北区観光協会で使用したネットワークの象徴としての表現でもあります。核となる中心部分は和文化の象徴とも言える着物の柄をトリミングして使用しています。

また、パッと見で、表面・裏面の差がわからないくらい両面とも印象を強くするつもりでした。
狙い通り、区内各町会の掲示板を確認していると裏面で貼り出されていた掲示板も確認できました。